- 中学受験ブログ(飛鳥コース)
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【学校見学】
今回は「学校見学」についてです。
中学受験は完全中高一貫校が多く、私立は改革のスピードも速いので、同じ学校でも数年で印象が変わります。
だからこそ、同じ学校に何回も足を運ぶ価値があります。
見学は「行って終わり」ではなく、「情報+モチベーション」を得るための場。
効果的な学校見学の行き方をお話しします。
■学校見学の意義~情報とやる気の両取り~
学校見学は、学校を知るだけではありません。
子どもが「ここに行きたい!」と思えた瞬間、日々の勉強に火がつきます。
公開行事では在校生と接する機会もあり、中高生の姿に触れることで視野が広がるのも大きな効用。
説明を聞くだけでなく、校内を歩いて空気を吸うこと自体が情報です。
通学路や周辺の雰囲気も、6年間の生活をイメージする材料になります。
■いつ・誰と行く? ~準備のコツ~
見学は低学年から少しずつ始めるのがおすすめです。
回れる時期は限られるので、早めに「土台情報」を集めておくと後半が楽になります。
「最初は保護者だけで下見→手応えのあった学校に子どもを連れて再訪」の順がスムーズ。
家族ぐるみ・友人家族との合同見学は、他人の評価に子どもが引っ張られがちなので基本は家族だけで行きましょう。
持ち物はメモ、スマホ、飲み物とちょっとした糖分。
当日はパンフやHPで「分かること」は事前に押さえ、説明会でこぼれ話と具体的な話しを拾うための余白を作っておきましょう。
校長先生の経歴や就任時期は、学校のこれからを読むヒントになります。
■校舎でどこを見る?~池田の着眼点~
まずは、その学校の「象徴」がどこにあるか。
建学の精神が刻まれたスペースや記念物は、その学校らしさが凝縮されています。
続いて図書館では蔵書だけでなく、入口のおすすめ本ポップに注目。
国語科や司書の視点が見え、子ども目線への温度が伝わります。
教室は座席数・明るさ・掲示物に着目。
クラス規模、日々の運営、小テストや連絡の回し方が掲示に滲みます。
自習室は座席規模と利用時間(平日・土曜・日曜・放課後どこまで?)を確認。
チューター制度の有無も学習サポートの本気度を映します。
プログラム面では、小テストの運用(頻度・科目・朝学習の扱い)、英語教科書のレベル感、土曜講座や講演会、探究・芸術・体験活動、留学制度などをチェック。
大切なのは、こうした取り組みが学校の理念と噛み合っているかです。
廊下で出会った先生にも気軽に声をかけ、現場の実感を聞いてみましょう。
■「候補の広げ方」と「印象の整え方」
ネットや口コミでマイナス印象があっても、実際に見ると違うことはよくあります。
親と子で受け止めが異なるのも当たり前。
帰り道はプラス要素だけをお互いに伝え合うと選択肢が削られません。
子どもには
「今日いちばん気に入った場所は?」
「いちばん面白かった取り組みは?」
の二問だけ。
親は最終下校時刻や自習室の締め時刻、成績の通知方法など、数字で残る情報を記録しておきましょう。
印象は◎○△×など簡易評価でメモすると、後で比較しやすいです。
■見学は一回で終わらせない
志望度の高い学校は2〜3回は見学に行くのが普通。
季節、行事、平日/休日では、学校の表情がまるで違うからです。
見学後はA4一枚に要点を整理しましょう。
面談時に共有いただければ、こちらからも追加情報や回り方のご提案ができます。
情報は溜めて活かすが鉄則です。
■まとめ
学校見学は比べて選ぶためではなく、「わが子に合う理由を集める旅」です。
じっさいに現地で、手ざわりを確かめにいきましょう。
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・見学は情報+モチベーションを得る場
・早めに始め、家族だけで訪れて印象の純度を高くする
・事前に下調べ→当日は校舎・自習室・掲示・プログラムを具体的に確認
・子どもには「好きだった場所&取り組み」を確認。親は数値情報と簡易評価を記録
・志望校は複数回訪れて、A4一枚に要点を整理する
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動画では事例も交えて解説しています。
詳しく知りたい方はこちらからご覧ください!
https://youtu.be/abvxSWlc03s
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【国語の文章問題(記述)のチェックリスト】
国語の文章問題(点数状況や○×)が不安定な生徒は、解き方を曖昧にしているケースがほとんどです。
特に誤答を生みやすい以下の8つをチェックしましょう。
内容面で設問に対する応答になっているか 文法面で設問に対する応答になっているか 設問の条件を満たしているか キーワードをすべて含んでいるか 対象の無い指示語を使ってはいないか 余計な語句は含まれていないか 文法上の誤りはないか 誤字脱字はないか
内容面「喜んでいる太郎の様子がわかる一文を答えなさい」の場合、
・喜んでいることが伝わるか。
・太郎のことになっているか。
・様子を記述できているか。
文法面「『~が重要だ』に続く形で答えなさい」の場合、
「お年寄りに席をゆずる」と答えても、それでは「~が」につながらない
「お年寄りへの気配り」と答えれば、「~が」につながる。
設問の条件「○○字以内、ここよりあと、第三段落の中から」など。
いくら二十字以内だからとはいえ、七字~九字では答えに適さないケースがほとんど。
その場合はキーワードがたりないと考え直すべき。
キーワードをすべて含んでいるか「○○を含んで」と明言されている場合もあるが、筆者の主張に沿えば答えに含めるべきキーワードがおのずと浮かび上がってくる。
対象の無い指示語「これがお年寄りへの気配りだということ」
これって何?
余計な語句指定字数(~字以内)があると、余計な(入れなくてもいい)語句を入れる猶予はない。
キーワードを全て含め、かつ過不足の無い記述が答えの理想形である。
文法上の誤り「私はサッカーが好きで、彼は野球だ」など文になっていないものはダメ。
誤字脱字漢字間違いはもちろん、「てにをは」違い、「ら」抜き、「い」抜き など。
また書き抜きのときは「楽しいこと」「たのしい事」のような漢字仮名混じりにも要注意。
これらをセルフチェックできると、バツをもらう前に自ら手直しができます。
記述問題は答えを出した段階では、本人が自信満々だということもめずらしくありません。
もし誤答ならばその理由をはっきりさせないと不満が高まり、国語嫌いになっていきます。
「算数と同じで、国語の解き方にも答えにもちゃんとルールがあるんだな」
と思ってもらえるのがスタートラインです。
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- 頑張る気持ちを引き出してくれました。
- 目標に向かって頑張る力が、大きな財産になりました。
- 親としては「任せておけば大丈夫だ」と安心でした。
- 「合格するかではなく楽しんで勉強しよう」と声をかけてくれました。
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