ココロに効く本棚

2016/10 27 THU
ココロに効く本棚

小学生学習ポスターブック

栄光ゼミナール 監修

/ 永岡書店 1188円

 

~内容紹介(出版社HPより)~

小学校6年間の必須項目を

34種類(17枚)のポスターにしました。

 

重要なポイントが1枚にギュッと詰まっているので、

苦手科目の克服や日々の学習のフォローに最適です。

 

勉強机をはじめ、リビングやトイレ、

ドアなどにも貼ることで目につく頻度を増やせば、

学習効果も高まります。

 

また、日本地図、世界地図、日本の地形、国旗のポスターは、

ニュースを見ながらチェックする使い方がお勧めです。

 

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いや~これはすごくイイ! 

特に小学生のお子さんがいるご家庭には

ぜひ壁に貼ってほしいと思います。

 

要はポスターの詰め合わせなんですが、

ポスターの種類と一枚一枚の使いやすさが

抜群なんです。

 

たとえば漢字。

小1~小6までが

それぞれ別のポスターになっています。

そのため、漢字が苦手な子は下の学年のものから、

得意な子は上の学年のものまでと使い分けることが可能。

 

こういったポスターをトイレの壁に貼っておくだけで、

覚えがまったく変わってきます。

 

定番の日本地図にしても、

旧国名や北方領土、尖閣諸島、竹島など

小学生のうちから知っておいてほしいことが

きっちり載っています。

しかもすべてふりがなが付いているので、

低学年の子から使えます。

 

ほかにも世界地図やローマ字表、世界遺産一覧など、

先々まで役立つカラーのポスターが34種類も入って

お値段たったの千円ちょっと!

 

なんだかテレビ通販のようですが(笑)

オススメのポスターセットです。

(菅野)

2016/09 19 MON
ココロに効く本棚

すきやばし次郎 旬を握る

里見真三 著 

/ 文春文庫 1026円

 

~内容紹介(「BOOK」データベースより)~

パリの一流紙が「世界のレストラン十傑」に挙げた名店の全仕事を

豊富なカラー写真を駆使して徹底追究した本書は、

“左利きの握り鮨名人”として

斯界で知らぬ人のない小野二郎の

軽妙にして含蓄ある職人咄を楽しむと同時に、

握り鮨のテキストとしても利用されている。

本邦初の近海本マグロ断面写真や図解にも、思わず唸らされる。

 

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表紙コラムで取り上げた当代一の鮨職人、小野二郎さん。

彼が1年の間に提供した握り鮨や酒肴、小鉢を

すべて収めた「すきやばし二郎:パーフェクトブック」です。

 

ページをめくると、

次から次へと二郎さんが握る

芸術品のような鮨写真の数々に

目を奪われます。

 

とくに本マグロに対するこだわりは、

こちらが一歩引いてしまうほど。

 

部位の説明から始まって、

マグロの回遊コース、

サク取りの手順、

近海本マグロと大西洋マグロの違い、

さらには史上初公開のマグロの断面写真など、

延々と40ページにわたってマグロ、マグロ、マグロ……です。

 

他にも二郎さんのこだわりが

これでもかと詰め込まれています。

握り鮨のテキストとしても

使われているというのも納得です。

 

また鮨をより美味しく食べるコツも満載。

「旨い握り鮨を楽しむためには、

前に食べた握りの味と脂、

それに匂いをガリの刺激で消して、

粉茶でつくるうんと熱いアガリで口中を洗う。

ぬるいお茶は生臭さを強調しかねないからダメ」など。

 

これからの握り鮨の食べ方と、

職人さんの手元を見る目が変わる一冊です。

(菅野)

2016/08 28 SUN
ココロに効く本棚

忙しい人のためのマラソン講座

前田裕実 著

/ フォレスト出版 972円

 

~内容紹介(本書帯より)~

マラソンが続かなくなる人には、

共通の「マラソンへの誤解」があるのです。それは……

□ 「マラソンは、速く走らなければならない」

□ 「マラソンは、毎日走らなければならない」

□ 「マラソンは、長い距離を走れる才能がないといけない」

□ 「マラソンは、タイムが伸びることだけが喜びだ」 

 

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10月、北陸で行われるウルトラマラソンに

出場することになりました。

距離はなんと60km!

 

大学卒業以来、

まともに運動してこなかったのにいきなりマラソン、

しかもウルトラです。

 

しっかりトレーニングして本番をむかえないと、、、

と思ってはみたものの、

なかなか続かないんですよね。

 

苦しいし、足は痛いし、タイムは変わらないしで。

 

そんなダメダメな僕の様子を察知したのか、

マラソンの大先輩が送ってくれたのが

『忙しい人のためのマラソン講座』です。

 

すぐ読みました。

で、衝撃を受けました。

 

「マラソンの練習が続かない理由の一つが、

速く走りすぎていることです」 

 

ふつうは速く走ろうとしますよね。

昨日よりも速く、

前を走っているあの人よりも速く(笑)。

 

それがこの本では

「ゆっくり走れば確実に走力はアップします。

抜かれても気にしないのが大切」

と述べたうえで、

その根拠や正しいフォーム、練習方法など、

フルマラソン完走に向けての道筋が

具体的に書かれています。

 

実際、この本の通りのペースで走ってみると、

決してつらくはないんですよね。

だから継続的に続けられる。

今は一日五キロをマイペースで走っています。

 

レースまであと2か月半。

出場するからには完走をめざします。

 

「スタートラインに立っているとき、

結果の8割は出ている」

なんて受験にもいえること。

 

この本のおかげで、

万全の準備をして大会に臨めそうです。

(菅野)

 

2016/07 10 SUN
ココロに効く本棚

生命と記憶のパラドクス

福岡伸一 著 

/ 文春文庫 594円

 

~内容紹介(出版社HPより)~

「記憶は不思議ならせん階段である」。

生命と記憶の秘密を探る福岡ハカセの長い旅は、

刺激的な脱線の連続。

 

地球上で最も成功している生物とは?

実は進化に目的はない?

コンピューターはクイズで人間に勝てるか?

そして記憶は何のためにあるのか?…

 

知的好奇心を心地よく刺激される66の冒険譚。

 

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「キリンの首はなぜ長いの?」

子どもの頃、誰もが一度は抱いたであろう疑問ですよね。

その疑問について、次のような答えを聞いたことはありませんか?

 

「キリンは高い所の葉っぱを食べようと

いつもいつも首を伸ばす努力を世代ごとにたゆまず続けた結果、

あんなに首が長くなったのです」

 

 僕も子どもの頃は、

何かで見たか聞いたかしてそう思っていました。

でも、これは現代生物学では否定されています。

 

あるキリンが首を必死に伸ばすことはできても、

次の世代に伝達する遺伝的なメカニズムはないんだそうです。

 

ではなぜ、キリンの首は長いのか。

作者の福岡さんはこう述べています。

「生物は目的をもって進化することができない。

努力して進化することもできない。

(中略)長い年月の間にいろいろな首が現れては消えたはずだ。

短い首、曲がった首、太い首、そして長い首。

そのなかで草原の食料競争から脱して

高い葉っぱを食べることができた長い首の持ち主が選択された」

 

本書には、こんな科学の話が66も収められています。

「働きバチこそ幸せ」

「寝れない時に入眠する方法」

「男が物を集める理由」……

知的好奇心を刺激されるのはもちろん、

クスッと笑ってしまう話も多数あり。

あまり触れる機会のない

科学の面白さがつまった一冊です。

(菅野)

 

2016/06 22 WED
ココロに効く本棚

わかりあえないことから ~コミュニケーション能力とは何か~

平田オリザ 著 

/ 講談社現代新書 799円

 

~内容紹介(まえがきより)~

日本のコミュニケーション教育は、

あるいは従来の国語教育でも、

多くの場合、それは「わかりあう」ことに重点がおかれてきたように思う。

私はその点に強い疑問を持っている。

 

わかりあえないところから出発する

コミュニケーションというのを考えてみたい。

そして、そのわかりあえない中で、

少しでも共有できる部分を見つけたときの

喜びについても語ってみたい。

 

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作中で平田さんが出題したクイズです。

 

「小学校1年生くらいの子どもが

学校から嬉しそうに走って帰ってきて、

『今日、僕、宿題やっていなかなったんだけど、

田中先生、全然怒んなかったんだよ』

と言ったとします。

さあ、何とこたえればいいでしょうか?」

 

ポイントは

「本当は何を子どもは伝えたかったのか?」

ということに思いをはせることができるかどうか。

 

嬉しそうに走って帰ってきたことから、

子どもが伝えたかったのは

「田中先生は優しくて好き!」

という気持ちだったはず。

 

そこで、こんな返答なら

子どもの気持ちを受け止めたことになります。

 

「ああ、田中先生は優しいね。

でも明日は怒られるかもよ」

 

本当の気持ちを出したがらない子っていますよね。

たとえば、できるようになりたいって強く思っているのに

「別に点数が悪くてもいいし」

と言ってしまうような。

 

本気でそう思っているなら、

塾に来るはずがないんですが(笑)。

 

その子なりの

「いい点数をとりたいけど、どうしていいかわからない」

ってシグナルなんですね。

 

まあ、クラスの雰囲気を悪くするような場合は注意しますが、

そうでないなら

「そうか~でも点数はとれたほうがいいよね。

じゃあ今日は残って勉強するか!」

と声をかけると、不機嫌そうに、でもちょっと嬉しそうに

「うん…」

なんて。

 

作者の平田さんは劇作家。

短い期間でひと癖もふた癖もある俳優さんをまとめ上げ、

一つの舞台を作り上げてきた達人のコミュニケーション論は

示唆に富んで実践的です。

(菅野)

 

2016/05 15 SUN
ココロに効く本棚

嘘みたいな本当の話

内田 樹・ 高橋 源一郎 著 

/ 文春文庫 734円

 

~内容紹介(出版社HPより)~

あらゆる場所の、

あらゆる年齢の、

あらゆる職業の語り手による、

信じられないほど多様な実話。

 

それは、ささやかな善意やご縁の糸が絡み合う、

「嘘みたいな」本当に起こった話だ。

応募総数1500近くの中から、

知の泰斗ふたりが選りすぐった149のリアルストーリー。

ポール・オースターの「ナショナル・ストーリー・プロジェクト」の

いわば日本版。

 

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母の友人宅へ連れて来られた

小学1年生の男の子。

 

すぐに家から飛び出して

目の前の公園に遊びに行きました。

 

すると当時の少年にとっては珍しかったシーソーが。

 

「遊びたい!」

 

そう思った少年ですが、

一人でシーソーは遊べません。

 

出先なのでいっしょに遊んでくれる友達もいない。

 

そこで彼がとった行動は

「公園の隅にあったブロックを、シーソーの片側に載せる」

というもの。

 

何キロもあるブロックをシーソーの片側に載せて、

意気揚々と思いっきりシーソーに腰を落とした瞬間!

 

シーソーは簡易投石機に早変わり。

少年めがけてブロックの塊が飛んできたのです。

 

あまりのスピードに避けることもできず、

右目の上にブロックが激突。

 

流血。

 

結局、何針も縫う大けがとなりました。

 

――このアホな少年は、何をかくそう僕のこと(笑)。

 

いまだに右眉には、

このとき縫ったあとが残っています。

 

シーソーで自爆。

嘘みたいだけれど本当の話です。

 

人はみな、

嘘みたいな本当の話をいくつか持っている――

 

それを選りすぐって集めたのが本書です。

僕ならどんな話があるだろうと考えてみたところ、

思い浮かんだのが子どもの頃のシーソー事件でした。

 

そんな嘘みたいな本当の話を

149も選りすぐって集めたのが本書です。

 

・スリに遭い、大事な写真がなくなった!

でもある日、郵便受けを開けたら……

 

・死のうと思った。

二歳の息子と車に乗ってエンジンをかけたそのとき……

 

事実ならではの面白い話が満載。

「人生いろいろ」

そう実感できる一冊です。

(菅野)

2016/04 10 SUN
ココロに効く本棚

逆転スイッチ

加藤三彦著 

/ 新潮社1,404円

 

~内容紹介(本書帯より)~

あなたはピンチをチャンスに変える方法を

いくつ知っていますか?

一流の人たちは「ピンチの際の引き出し」を数多く持っています。

本田総一郎、松下幸之助、ケネディ、カーネギー、

黒澤明、赤塚不二夫、イチロー、三谷幸喜―― 

彼らは“最悪”を一瞬にして“最高”に変える方法を知っています。

一流の彼らが体験した絶体絶命のピンチを、

クイズ形式で解きながらチャンスに変える法則を学んでいく。

 

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追いつめられた主人公が、

知恵や勇気、仲間の力によって

ピンチを乗り越えていく。

数多くの映画やマンガで描かれてきた

王道ストーリーです。

 

私たちの心の奥には

「ピンチを乗りこえる話を見たい!聞きたい!」

という本能的な欲求があるのでしょう。

 

今回ご紹介する『逆転スイッチ』には、

さまざまな著名人にふりかかったピンチと、

そこからの逆転劇が収められています。

 

・飛行機の機内にタイヤを持ち込まなければならなくなった本田総一郎さん。

・未完成で矛盾だらけの古畑任三郎の台本を、田村正和さんに渡してしまった三谷幸喜さん。

・反米活動まっただなかの早稲田大学で、学生に取り囲まれたケネディ大統領。

・仲間に裏切られ、34億円という途方もない借金を背負うことになった矢沢永吉さん

・マッカーサーに日本の統計のいい加減さを責められた吉田茂首相。

 

彼らはどうやってピンチを乗りこえたのか。

気になりますよね。

たとえば本田総一郎さんは、

タイヤを機内に持ち込むために

首にタイヤをかけて

「これは首飾りだ!」

と言い張ったといいます。

で、機内でもずっと首にかけたまま(笑)

 

その4年後、

倒産寸前だったホンダは

バイクレースで表彰台を独占し、

世界のホンダへ!

本田さんの「タイヤの首飾り」は、

まさに起死回生の一手だったんですね。

 

「事実は小説よりも奇なり」に富んだ一冊です。

(菅野)

2016/03 05 SAT
ココロに効く本棚

努力が結果につながらない人に気づいてほしいこと

努力が結果につながらない人に気づいてほしいこと

加藤三彦著 

/ 新潮社1,404円

 

~内容紹介(出版社HPより)~

ほんのちょっと視点を変えるだけで、

成功への最短距離が見えてくる。

自分を見つけ、自分を育て、自分を生かすためには、

何をどうすればいいのか──。

 

能代工業高校バスケットボール部をコーチ・監督として率いて

30回もの全国制覇を遂げた名指導者が、

努力はしているのに結果が思うように出ない人や、

間違った努力をしているかもしれない人に向けて、

成功のための「気づきのヒント」を示す。

 

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スラムダンク。

90年代に少年ジャンプに連載されていた人気漫画はラスト、

高校王者の山王工業高校と対戦します。

 

その山王のモデルになったといわれているのが、

加藤さん率いる能代工業です。

その強さはまさに圧倒的。

高校バスケ史上初の3年連続3冠(高校総体・国体・全国高校選抜優勝)を達成するなど、

21年間で全国制覇を30回も成し遂げています。

 

そんな能代工業ですから、

全国からたくさんの見学者が訪れます。

「どんなに変わった練習法なのか。

うちでもぜひやってみたい」

最初はメモ帳片手に見学していた人たちも、

ペンを走らせることはほとんどないそうです。

なぜなら、あまりにも基本の練習内容のくり返しだから。

「中学生のやる基本の練習ばっかりだねえ」

そう言われるくらい、あっさりした内容です。

 

加藤さんは、本のなかでこう言っています。

「土台がしっかりしていないところに

積み重ねてもいい結果はでません。

途中で崩れてくるのは目に見えています。

だから、反省してミスしたことを徹底して

できるようになる練習を繰り返します。

イヤなことから逃げない。

そうやって積み重ねていけば、

いつか大きな財産になっているものです」 

 

基本の徹底以外にも、

常勝軍団を支えていた秘密が

具体的なエピソードを交えて詰め込まれています。

バスケを知らなくても大丈夫。

結果を出し続ける人の考え方にふれることができる一冊です。

(菅野)

2016/02 23 TUE
ココロに効く本棚

ニッポンのトリセツ

ニッポンのトリセツ

~外国人向け日本ガイドブックには何が書かれているのか?~

ゴーシュ 編 

/ 立東舎1,296円

 

 

~内容紹介(出版社HPより)~

本書では、外国人旅行者の大半を占める

英語圏、中国語圏、韓国語圏で

発行されている日本観光ガイドブックを調査し、

日本におけるマナーやしきたり、

ルールについて書かれている部分を抽出。

「外国人にはこれが新鮮に映るんだ」というものから、

「日本人ってこんなふうに見られていたの?」と思う記述まで

たっぷり400本を紹介。

 

「外国人から見た日本」を理解することで、

日本の良い点、悪い点を再発見できるはずです。

 

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妻の誕生日プレゼントを探すために、

新宿の百貨店に行ったときのこと。

お目当てのお店に入ってみると、

にぎわった店内で飛び交っているのは中国語や韓国語ばかり。

どうやら日本人は僕とお店の人だけのようです。

 

「いつもこんな感じなんですか?」

「平日の昼間はそうですね。

ガイドブックにうちの店が載っているみたいで」 

 

インターネットが発達してきたとはいえ、

まだまだガイドブックの情報が

旅行者の方に与える影響は大きいようです。

 

そんな海外のガイドブックに日本がどう紹介されているか、

ちょっと気になりませんか?

本書『日本のトリセツ』を見れば、

海外の人が持つ日本についての「?」がよくわかります。

 

■ 街で配っているティッシュは、受け取っても害はない。

 

■ 温泉から部屋に戻ると、まるで妖精の仕業かのように、

 知らないうちに布団が敷いてある。

 

■ 寿司は一口で食べ、いくつかに分けてはならない。

 

旅館の布団は、知らないとたしかにビックリしますよね~。

まさに妖精の仕業かと。

海外の人の目を通して初めて見えてくるものが、

ほかにもたくさん紹介されています。

自分の「当たり前」が、

他人にとっては「当たり前」ではないということに

改めて気づかせてくれる一冊です。

(菅野)

2016/01 28 THU
ココロに効く本棚

Wonder(ワンダー)

Wonder(ワンダー)

R・J・パラシオ 作、中井はるの 訳

/ ほるぷ出版1620円

 

~内容紹介(出版社HPより)~

オーガストはふつうの男の子。

ただし、顔以外は。

 

生まれつき顔に障害があるオーガストは、

はじめて学校に通うことになった。

だが生徒たちは彼の顔を見て悲鳴をあげ、

じろじろながめ、

やがて「病気がうつる」と避けるようになる。

一方で、彼の話をおもしろいと感じる同級生は

少しずつ増えていた。

そんなとき、夏のキャンプで事件が起こる……。

 

全ての人に読んで欲しい、

心ふるえる感動作。

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感動が苦手です。

正確に言うと、感動を押し付けてくるあの感じが苦手です。

映画やドラマは昔から、

最近はスポーツでも増えてきましたよね。

 

「ほら、感動するでしょ?」

「ここで泣くんですよ~」 

 

そんな作り手の誰かの気持ちが透けて見えてしまった瞬間、

気持ちが一歩も二歩も引いてしまうんです。

 

だから「全米が泣いた!」とか

「感動の超大作!」といった言葉がついた作品には

近寄らないでいました。

 

そんな僕が、

ふだんなら絶対に手に取らないであろう作品が

今回ご紹介する『ワンダー』です。

 

何しろ帯に書かれたフレーズが

「全世界300万部の感動作」

「きっとふるえる――」ですよ。

こちらを泣かせようとする意図が、

バンバン伝わってくるじゃありませんか。

 

でも、ある人(「本読みの師匠」と勝手に呼んでいる方)の

強いススメがあって読んじゃいました。

そして、感動しました(笑) 

この本が他の感動モノと違うのは、

読者を泣かそうとか感動させようなんて

意図が内容からはまったく感じられないところです。

 

それどころか、

できるだけ盛り上がりをおさえるように書かれています。

感動モノの中にも本物はある。

遅まきながら知ることができました。

 

本の紹介なのに、

内容にはまったく触れませんでした。

ぜひご自分で読んでお確かめください。

僕と同じように感動モノはちょっと苦手…

という方にもオススメですよ。

(菅野)

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