高校受験ブログ(ヘリオスコース)
【定期テストと模試】

「定期テストは点が取れるが、模試の点数はよくない」

「模試の点数は良いのに、定期テストだとあまり良くない」

 

そもそもテストが違えば問われる力は変わりますから、こういった「ねじれ」は自然的に起こりえることです。

 

■定期テスト >> 模試 の生徒

◎ テスト範囲内の基礎の徹底が図れている

◎ 学校の授業の要点をうまく抑えられている

▲ 範囲外(前学年の復習を含める)に穴がある

▲ 入試を意識した問題に対する解法(知識)がたりない

 

■模試 >> 定期テスト の生徒

◎広い範囲の基本問題を解くために必要な知識がある

◎応用問題に対する解法パターンの蓄積が進んでいる

▲定期テスト直前の追い込みがたりていない

▲問題集ではカバーしきれない学校の授業の要点が抜けている

 

自分にとって「得意なテスト」や「苦手なテスト」ができることもあります。

勉強の仕方が間違っているとは限りません。

「得意なテスト」は自分にとっての長所でもあります。

勉強方法を変えるよりも、得意な勉強方法からそれをブラッシュアップしていくという考え方もいいですね。

「だんだん勉強ができてくるようになった」と感じたらそこで負荷を増やしていくことも検討に入れるとよいでしょう。

 

▼負荷の例

・テスト範囲の基礎の徹底の期日を数日前まで前倒しをする

・基本問題の練習の中にも合格点を設けて取り組んでみる

・試験範囲の単元のなかで入試問題の練習を入れてみる

・同じ問題集を2周、3周して、達成度をひきあげる

 

前期、後期、前期…と段階を踏んでいきながら負荷を増やしていくことによって中3の受験勉強へとステージが上がっていきます。

できることをどんどん増やしていきましょう!

(岸)

【夏期講習(中2)】

中2の夏期講習の最初の3日間が終わりました。

夏休み明け以降の学校の授業を見すえた年間カリキュラムとなります。

次回9月実施の前期期末テストの範囲や、教科によってはその先の単元まで進んでいきます。

夏期講習後半からはテキストの進行をストップし、各校の期末テスト出題範囲に的を絞った対策をしていきます。

 

テスト範囲と、少し先を先取り予習するのは学校の授業のためです。

学校の授業の理解だけではなく、学校で指示されたレポート課題にまでスムーズに取り組めることも目標に含まれます。

塾での学びを学校で活用し、反対に学校での学びを塾でも生かせるような好循環が理想です。

 

さて、この学びのために中2生はいま力をつくしています。

ただこの勉強を完成させることが最終目標というわけでもありません。

この次は復習に目を向けていく必要があります。

 

次回の期末テストの範囲とその先の勉強だけでは、

すでにテストを終えた単元は頭から抜け落ちていきます。

 

新出単元を学ぶ際に習慣的に振り返りが行われる数学の方程式などでは、復習が問題に挙がることは比較的には少ないでしょう。

 

しかし図形やデータ活用、比例・反比例などの単元は、前学年の12月か2月の定期テスト対策を最後にまったく勉強をしていないという生徒は多いはずです。

 

特に怖いのが理社。

範囲が輪切りになりやすい理社は復習を意図的にしていかないと、まったくの手つかずとなります。

日本地理(中2)を勉強している間、世界の大陸やアフリカ州(中1)の勉強は必要とは感じないはずですから。

 

中2クラスの何人かの生徒は、学校のテストに対する取り組みに余裕がでてきている生徒もいます。

そういった生徒には、この夏に理社の復習をするように指示を個別に出しています。

 

「日本の都道府県や領土・領域にかかわる単元の復習」

「歴史の年表の復習」

 

積極的に勉強することを集めていきましょう。

(岸)

【夏期講習(中3)】

中3の夏期講習の最初の3日間が終わりました。

講習は21日間ですから、7分の1地点です。

 

夏期講習は午後の授業がおよそ4時間半、さらに希望制の「夜ゼミ」にくる子はさらに3時間、つまり1日で7時間半を塾で勉強している生徒がいます。

ある生徒はこの3日間で7.5時間+7.5時間+4.5時間=19.5時間。

ふだんの塾の授業がおよそ2時間半ですから、約8日分を3日間で過ごしたことになりますね。

 

最初の3日間の授業を終えた所感としては…

クラスの半分くらいの生徒は全力を出し切れていなかったと思います。

通常授業よりも長い授業時間だからこそ、雑な勉強をしてしまうと失うものも大きくなってしまいます。

特に気になったのは暗記テストの結果です。

 

夏期講習は漢字・英単語・理科・社会の暗記テストと、数学の基礎計算練習が毎日あります。

特に暗記テストは家庭学習の根幹であって、努力の源。

絶対にしくじってはいけない土台や地盤のテストです。

 

14人全員が様々な目標をもって夏期講習に臨みますが、どんな勉強もこの4つの暗記の上に積み上げていくもの。

まずは暗記。まずは基礎。

暗記=基礎なき勉強に成長はあり得ません。

 

総じて暗記テストが散々だった1日目にはクラス全体に向かって基礎の大切さの話をしました。

2日目・3日目にはテスト結果に大きな改善が見られたものの…。

さて、これが当たり前に続いていくことを見守っていきます。

 

とはいえ、7時間半の勉強に対して

「想像していたよりも大丈夫そうだ」

「あまり苦にならなかった」

との生徒の声もありました。

体力面については上々といえそうです。

残り18日間、頑張りましょう。

(岸)