4年生(下)第一回で「分数」の復習をしました。
テキストでは既に学んだ内容で、今回は分数と少数を組み合わせた複合問題。
夏期講習でも多くの時間をかけて分数の勉強をしましたが、
子どもにとっては約分、通分は慣れるまで時間がかかります。
1ヶ月経ちますが、まだ定着していない生徒も。
通分は最小公倍数を考える問題とも言えますが、例えば分母が14と35だと分からなくなってしまう生徒は少なくありません。
偶数と奇数でわかりづらいですが、九九の七の段が無意識に思い浮かぶようでないとダメ。
まだまだ学び直していきます。
受験算数のカリキュラムで時間がかかる単元や理解が難しい単元もあります。
テキストに沿って学習しますが、小さい塾の強みは自由度が高いこと。
基本的にテキスト通りに進めますが、講習や総合回では必要だと判断した学習内容を最優先で勉強しています。
このレベルまでは分かってほしいとか、この式を使いこなせないと先に進めないなどカギとなる内容はとことん勉強します。
今回の「分数」も、この総合回で終わりではなくチェックを兼ねて、次回以降の授業で数分でも時間を取って勉強する予定です。
「できるまで、何度も」が飛鳥の指導方針ですから。
教材や時間割、質問対応など様々な工夫をして大手塾との違いがでるようにしていますが、実はこのカリキュラムや進捗の部分での自由度も飛鳥で算数を伸ばすポイントになっています。
学び手である小学生にとって少しでも理解を助ける学習を心がけています。
中学受験のポイントである算数。
一生懸命考えていても分からないことがある算数。
そんな苦労の多い受験算数を伸ばすのは、
大手塾にない学習環境だからこそ実現できる飛鳥のこだわりがあるから。
子どもたちに寄り添う指導とは、どれだけ前向きな気持ちで勉強させてあげるかです。
できるまで何度も教えるのも飛鳥の指導です。
4年生の算数は『円と正多角形』を勉強しました。
角度の求め方ですが円の場合は二等辺三角形を利用します。
何度も考え方を説明して、図で示しながら補助線の引き方もチェック。
類題を解いては解説の繰り返しでした。
コツを掴めばスグに出来そうなものですが子ども達にとっては、簡単ではありません。
基本問題でも全員不正解の問題も。
基本の公式は1つしか使いません。
内角の和は180度。
これだけです。
でも、次から次にアレンジした問題が出ると、基本問題でさえ手が出ない生徒もいます。
そういう場合は、生徒の横に行ってノートを確認。
躓いている箇所を見つけます。
なぜ÷2をするのか。
なぜ補助線を引くのか。
さっきの問題と何が違うのか。
問いかけながら思考の順序を整理してあげます。
一般的な塾では算数が苦手だと説明を聞いていても、
頭で理解する時間がないとか、自分で考える時間がないかもしれません。
飛鳥は一人ひとりに寄り添って指導しています。
塾で少しでも躓きを取り除き、
家庭学習では力がつくレベルを選び一人でも前向きに取り組む。
先生と生徒の信頼関係を築きつつ、
算数が楽しいと思ってもらえる授業を目指しています。
算数好きを増やしたいですね。
夏期講習も終わり、
8月最終週より下半期の開始です。
飛鳥の4年生5年生はテキスト下巻へ。
3年生6年生は各種テキストやプリント集を配布しています。
充実した夏休みを終えて、気持ちも新たに授業を進めます。
通塾と家庭学習の1週間のサイクルがしっかり回ることが大切。
子ども達の様子を見ながら宿題量も調節していきます。
ここから半年かけて宿題の質も量も上げていきますね。
さて今年の夏期講習の感想ですが、とても充実した期間となりました。
【3年生】
講習期間中、暑さに負けず元気に通塾。
国語は文章題、
算数では文章題と計算もたくさんやりました。
新しいクラスメイトも増えて新たな刺激に。
お友達の頑張る姿を見て、「自分も頑張る!」と話していた子もいました。
9月以降、3名クラスメイトが増えます。
良い雰囲気になっています。
もちろん、人数が増えても机を回り一人ひとりチェックします。
【4年生】
講習期間中は連日の小テストと問題演習。
とことん基礎学力を鍛えました。
長い夏休みで勉強習慣が途切れることなく、むしろ勉強量もアップ。
そのおかげでモチベーションが上がった生徒もたくさんいます。
勉強に対する気持ちが変わるから集中力が増して勉強量も増えます。
ただ宿題を出すだけ、授業を受けるだけではなく常に勉強意欲を向上できるよう工夫しています。
【5年生】
4年生と同じく、小テストと問題演習をたっぷり。
お腹いっぱいだったかもしれません(笑)
あれだけの勉強量に負けずに、よく頑張りました。
塾には楽しそうにやってくる5年生を見て、
教える側もやる気になります。
小テストで悔しい思いをした生徒が何人もいましたが、
やる気を見せてくれて全員完走です。
「秋の模試」に向けての意識づけも開始。
勉強を頑張る理由が少しずつ明確になった生徒もいます。
なかなかご家庭だけでは難しいモチベーション向上も、
飛鳥では塾で働きかけ子ども達を導いていきます。
楽しく塾通いできるのが飛鳥の自慢ですね。
【6年生】
過去問演習のペースも徐々にアップ。
志望校も少しずつ混ぜています。
過去問をやるのは、どの生徒も嬉しそうでした。
とは言え、まだまだ基礎固めの時期です。
焦らず地道な勉強が今後の飛躍を支えます。
宿題の達成率や小テストの準備も、
数カ月前とは見違えるほど頑張っています。
精神的にも大きく成長。
力をつけ学習成果を自分で実感することで、
ますます前向きな勉強ができる好循環です。
充実の夏期講習を終えて、
夏の蒸し暑さも少しずつ減りました。
ここからは「勉強の秋」ですね。
どの学年の飛鳥生も、
着実に学力を伸ばしていきましょう。(池田)
夏期講習は日程の半分が終わりました。
4年生と5年生は17日から再開です。
しばらく、夏休みを楽しんでほしいですね。
講習前半で印象深い出来事がありました。
いくつかご紹介します。
■3年生クラス
『計算力がレベルアップ』
3ケタの足し算引き算や、3ケタ×2ケタのかけ算がスムーズに。
6月の授業で毎週のように苦労しましたが、スラスラ出来るようになった子が増えました。
中学受験を意識すれば、3年生で3ケタのかけ算や2ケタの割り算はマスターしましょう。
講習では計算だけでなく、思考力が必要な問題もたくさん解きました。
国語も文章題を毎回解いて考える力を養っています。
めいっぱい勉強する土台作りをしています。
■4年生クラス
「もう半分終わりか、寂しいな」
夏期講習前半の最終日、今日が前半最後の授業だと話すと、生徒の一人がぽつりと漏らした言葉です。
他の子も「明日も授業あると思った」などと、まだまだ塾に来たいという様子です。
嬉しいですね!
小テストをたくさんやりながら、算数では新出単元と復習単元と幅広く勉強。
たくさん丸がついて喜ぶ姿を何度も見れました。
勉強に前向きな気持ちが陽光生の素晴らしいところ。
後半は理科の小テストを毎回実施します。
準備を進めて下さいね。
■5年生クラス
「小テスト合格でガッツポーズ!」
連日の小テストのために、しっかり勉強していました。
初めて合格点が取れた生徒は、飛び跳ねて喜んでいましたよ。
この嬉しさが、勉強のモチベーションになるんです。
宿題や授業での様々な工夫は、毎日勉強を積み重ねる習慣を作るため。
勉強が大好きになる生徒を増やしていきたいですね。
授業が多い夏期講習は、生徒の成長が早く教えていても楽しい授業が続いています。
4年生と5年生は後半の授業で会いましょう。
体調に気をつけて夏休みをお過ごし下さい。
(池田)
偏差値とは学力の「今」を確認するための指標です。
しかし中学受験では、それが単なる数値以上の意味を持ち始めます。
偏差値によって学校の難易度が並べられ、やがて子どもや保護者の心まで、その数値に振り回されてしまうことも。
偏差値が下がれば不安になり、上がればつい油断してしまう。
知らず知らずのうちに、「勉強する目的」が偏差値そのものになってしまうこともあります。
(学力別クラスの昇降にも同じような面がありますね)
でも、偏差値だけでは見えてこないものがたくさんあります。
たとえば――
これからグンと伸びていきそうな子。
頑張っているのに結果が出るまで時間がかかる子。
一生懸命だけれど、まだ空回りしている子。
どの子も状況はそれぞれ違います。
そして何より、偏差値では「努力の質」や「勉強への向き合い方」は見えません。
その結果、偏差値だけを見て「もっと頑張れ」と言っても、子どもにはなかなか響きません。
それどころか後ろ向きな気持ちになってしまったり、勉強そのものがイヤなものに見えてしまうかもしれません。
だからこそ授業の中で、先生の声かけで、ご家庭での関わりの中で偏差値とは別の「物差し」を持つことが大切です。
・宿題にきちんと取り組んでいた
・小テストに向けて努力していた
・質問しようと一歩踏み出した
・テストの結果に悔しさを感じた
・自分から机に向かっていた
・忘れ物に気をつけていた
・「塾でこんなこと習ったよ!」と楽しそうに話してくれた
こうした“前向きなサイン”は、すべて評価してあげてよいのです。
どんなに些細に見えることでも、テストの点数よりも先に、まずはその姿勢を認めてあげましょう。
そしてそれができたら、次は別の物差しで見てあげる。
子どもに合った「たくさんの物差し」で、たくさん褒めてあげる。
その声かけはやがて、「自分は応援されているんだ」と子どもの心に届いていきます。
偏差値だけでは測れない、子どもたちの努力と成長。
そこにしっかり目を向けてあげること。
それが勉強とまっすぐ向き合う力を育てる、何よりの後押しになっていきます。
(池田)