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自信は自分との約束を
守り続けることでうまれる。

塾での僕の一日は、道路のゴミ拾いから始まる。

陽光と両隣のビルの前をグルッと一周。

タバコの吸い殻や空き缶、何かの包み紙を一つひとつ拾っていく。

決めているのは「小さなゴミでもかならず拾う」ということ。

 

「吸い殻の一つぐらい拾わなくても、、、」

そう思うことだってあるよ。

でも駐輪場に置いてあるごみ箱とトングを持って、その一つをかならず拾いに行く。

ゴミを拾うと決めた自分との約束を守るためにね。

 

もし自分との約束を破るとどうなるか。

いざという時、自分に自信がもてなくなるんだ。

人はだれでも「楽したい」とか「なまけたい」といった弱い部分をもっている。

そんな弱い自分に負けないでいるうちに、自信はついていくものだから。

 

君が今、いまいち自分に自信がもてないんだとしたら。

何でもいいから「決める→やる」をくり返してみよう。

最初は本当にささいなことでかまわない。

 

・ 1日1つ、部屋にあるモノを片付ける

・ 朝起きたら自分から家族に「おはよう」と言う

・ 脱いだ靴はかならずそろえる

 

ね、これならできそうでしょ?

こんなささいなことでも「決める→やる」をくり返しているうちに自信はついていく。

自信がつくと、できそうだと思えることが増えていくよ。

すると大きな目標にも向かっていけるようになる。

 

もう一つ。

自信がつくことで君に起きる変化がある。

自信をちょっとずつ積み重ねていると、ある日君は気づくはずだ。

「やればできると思える自分」

「ちょっと難しそうなことでも、挑戦してみようと思える自分」

そんな自分のことを、前よりずっと好きになっていることにね。

 

大きな目標に立ち向かうため。

そして自分をもっと好きになるため。

さあ、君は自分とどんな約束をするんだろう。

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