塾長コラム

2020/01 11 SAT
塾長コラム

小さな喜びと大きな成長

From:菅野伸一

 

冬期講習の中学生は夜9時に授業が終了。

 

ここからチェックテストという名の「おかえり問題」 がスタートだ。

 

正解するまで何度でも解き直し、すべて丸がついた子から家に帰ることができる。

 

授業で聞いただけではできるようにならない。

 

自分の手で解いて解いて解きまくらないとね。

 

そのために先生総動員でトコトン付き合う日々が続いている。

 

 

僕が「おかえり問題」 を担当しているのは中3SS。

 

冬期のテーマは連立方程式の文章題だ。

 

難易度高めの問題なので、まずは式を立てるのに一苦労。

 

さらには小数と分数が入り混じった計算にも一苦労。

 

解けない自分が悔しくて半ベソかいている子もいる。

 

 

だからこそ、すべてに丸がついた時の達成感といったら!

 

「さよ~なら~!」

 

脳みそはクタクタでも、すがすがしい笑顔で帰っていく。

 

見送る僕も気分が良くなる、とってもいい笑顔だ。

 

 

小さなことを喜べる子は大きく伸びる。

 

「連立方程式の文章題をすべて正解した」なんて、 

合格や成績アップからみたら小さなことだ。

 

でも「できて当たり前」 と思うより、

「できた!」 「やった!」 とココロの中でガッツポーズするほうがずっといい。

 

小さな喜びの一つひとつが、勉強を前に進めるエネルギーになっていくから。

 

そう考えると「おかえり問題」 はよくできていて、

知識やスキルが身につくのはもちろん、

解けた喜びを感じやすい構造になっている。

 

 

ということで、4月からはふだんの授業でも導入することにしたよ。

 

中学生の「え~!」 という顔が目に浮かぶ。笑

 

けれど本当は分かっているよね。

 

「おかえり問題」 が自分の力を伸ばしてくれるってことが。

 

小さな喜びを積み重ねて、大きな成長につなげていこう。

(菅野)

2019/12 05 THU
塾長コラム

成長する場

From:菅野伸一

 

テスト対策講座で初めて陽光の授業に参加している中2の男の子。

 

クラブチームの練習があって土日の対策に来られなかった。

 

陽光の中学生なら分かると思うけど、

僕らは試験直前の土日をかなり重視している。

 

2日で10時間以上の授業を組んでいるし、

自主的に早く来る&残って勉強している子が何人もいる。

 

それが全てなしっていうのはかなり大きい。

 

しかも彼自身、抜けている知識がかなり多そうだ。

 

そこで月曜の授業終わりに

「明日、夕方から来て勉強しない?」

誘ったところ「行けます」 との返事だった。

 

 

翌日の火曜日。

 

時間通り4時半に来た彼と、

不安だという歴史を中心に進めることにした。

 

「アヘン戦争はなぜ起きたのか」

「天保の改革が失敗した理由」

「開国後の人々の生活の変化」

 

など、テストに出そうなところは1対1ですべて話して聞かせる。

 

幸いだったのは、

彼には聞いて理解する力がかなりあったこと。

 

思いっきり駆け足でテスト範囲をすべて説明したけれど、

こっちの目を見ながら、

時にうなずきながらちゃんと聞いてくれる。

 

理解してからの暗記カード&口頭チェックはスムーズだったね。

 

途中に数学や学校ワークを挟みつつ、

すべてのカードチェックが終わったのが10時前。

 

最後の1枚が答えられた瞬間、

「終わった~!」 と両手をあげて喜ぶ彼。

 

目の前で拍手をする僕。

 

「明日も夕方から来る?」 と聞くと

「行きます!」 と勢いよく返事して帰っていた。

 

彼にとって4時半から10時まで本気で勉強したのは

初めての経験だったかもしれない。

 

でも一度できたことは次から何度でもできる。

 

そしてやるたびにもっとできるようになる。

 

 

飛鳥の6年生が3年生だったころ、

僕が理科と社会を担当していた。

 

そのころの彼らは40分すら集中するのがタイヘンで。

 

黒板に写真をたくさん貼ったり、

授業を10分ごとのユニットで組み立てたりして、

なんとか集中できる時間を伸ばそうと四苦八苦していたよ。

 

 

それが今では毎日授業前に来て、

黙々と勉強している。

 

学校が早く終わった日なんて

1時すぎに来て勉強している子も。

 

たまに教室の外からのぞいてみるけれど、

あのころの彼らを知っている僕にとっては感動的な光景だ。

 

人はココまで変わることができるんだ、

成長できるんだって。

 

また、そこに自分が少しでも関われたっていうのも

たまらなく嬉しい。

 

 

もちろん塾で勉強するのは成績を上げて合格するためだ。

 

でも、それだけじゃないよね。

 

どれだけ本気になれるか。

 

どれだけ人として成長できるか。

 

これだって塾で勉強する大切な価値だと僕は思っている。

 

 

冒頭の中2の彼は一歩を踏み出したばかり。

 

これを読んでいる君だってまだ道の半ばだ。

 

まだまだいける。

 

いっしょにがんばろう。

(菅野)

2019/11 05 TUE
塾長コラム

本当に欲しいモノは?

From:菅野伸一

 

今回はフィクションから。

 

▼ーーーーーーーーーーーーー

 

「天ぷらそばが食べたいな」

 

そう思って近所の蕎麦屋へ。

 

席について5分、10分、、、店員を呼ばずにただ座って待っている。

 

ようやくやってきた店員の手には、なぜか丼(どんぶり)が。

 

「お客さんは食べたいのはコレでしょ!」 

 

そう言ってテーブルに置かれたのは、

天ぷらそばではなくてカレーうどん。 

 

「まあいいか、、、」 黙々と食べて店を出た。

 

▲ーーーーーーーーーーーーー

 

おかしなことだらけの話だ。

 

なぜ店員を呼ばないのか。

 

なぜカレーうどんが勝手に出てきたのか。

 

なぜ天ぷらそばを食べたいと言わないのか。

もちろん現実にはこんな店、存在しない。

でもね、

ひょっとしたら近いことが君に起きているかもしれないよ。

 

 

モノがあふれまくっている時代。

 

まわりの大人とネットのツールは、

次から次へと君にぴったりのモノを提供してくれる。

 

「はい、あなたが欲しいのはこれよね」

「次はこれが必要よ」

 

もちろん君のためを思ってのことだし、

便利になるのはいいことだ。

 

ただ、与えられることに慣れ過ぎると、

「これが欲しい!」 って意思表示をしなくなる。

 

さらに怖いのは与えられ続けた結果、

自分が本当に欲しいモノは何なのかを考えられなくなるってことだ。

 

目の前に天ぷらそばが出てくるのをただ座って待ち続ける人。

 

勝手に決められたカレーうどんを黙々と食べる人。

 

あくまで僕の感覚値だけれど、

これに近い子がだんだん増えてきている気がしてしょうがない。

 

 

人間関係、恋愛、仕事、、、

 

年齢を重ねるごとに、

自分で決めて自分で動くことが増えていく。

 

それなのに与えられるのが当然だと思っている人は、

どんな時も待っているだけ。

 

そのうえ望むモノが手に入らないのは、

与えてくれない周りが悪いんだと思うようになる。

 

 

受験もそう。

 

与えられた志望校に志望理由じゃ

必死になって頑張ることはできないし、

「ほんとうはこんなところ受けたくなかった!」

なんてことにもなりかねない。

 

 

勉強や受験で君が本当に欲しいモノはいったい何だ?

 

まずは自分の頭で考えてみよう。

 

そして、ちゃんと言葉にしてごらん。

 

僕らは笑ったりしない。

 

全力で応援する。

(菅野)

2019/02 15 FRI
塾長コラム

「100%好きなことだけ」はありえない。だから、、、

もともと教えることが好きで、学校の先生になろうと教員免許をとった。

 

そこからいろいろあって塾の先生になり、そして今は塾長だ。

 

「教えることが好きで塾長になったんだから、

今は100%好きなことができているんじゃない?」

 

そう思うかもしれないけれど、実際そんなことはないよ。

 

 

こまかな事務作業をしたり、銀行をまわってお金を振り込んだり。

 

手続きのために書類をたくさん書いてあちこちの役所をまわることもある。

 

道路や職員室、トイレの掃除だってやるし、

トイレットペーパーがなくなったら駅前のドラッグストアまで買いに行く。

 

好きなこと以外の仕事もけっこうある。

 

ただ、どれも別にイヤイヤやっているわけでもないんだよね。

 

淡々と当たり前にやっている感じ。

 

 

それは、自分でやると決めたことだから。

 

やらされてる感がないので「やりたくない、イヤだな」と思うことなく、

 

好きではないことにも淡々と取り組める。

 

 

勉強だって同じこと。

 

どんなにできる子であっても、

勉強が好きで好きでたまらないなんていう子はまずいない。

 

でも、彼らの多くは勉強すると自分で決めている。

 

だからやる気やモチベーションという不安定なものには左右されず、

淡々と机に向かって成果を積み上げていく。

 

 

逆に伸びない子の多くは、自分で決めてやっているという感覚がない。

 

だから、どうしてもやらされてる感が強くなってしまう。

 

「なんでこんなに勉強しないといけないの、、、」とか

「どうして自分だけ、、、」のようにね。

 

 

好きではないことであっても、

やるべきことなら「やる!」と決めて取り組もう。

 

そうすれば君のやることは「好きなこと」か「自分でやると決めたこと」のどちらかだ。

 

この感覚を持っているだけで、

物事がうまく進むこともけっこうあるよ。

(菅野)

2017/03 10 FRI
塾長コラム

「いつやろう」は魔法のコトバ

From:菅野伸一

 

小学6年生のみんな、

もうすぐ卒業ですね。

 

おめでとう!

 

君らもいよいよ中学生。

 

今は新しい世界に期待半分、

不安も半分ってとこじゃないかな。

 

 

 

さて、中学に上がってまずビックリするのが

提出物の量だと思う。

 

小学生のころと比べるとケタが違うからね。

 

特に定期テストの際には、

多くの教科でワークやノートの提出が義務になる。

 

たとえば、学年末試験時の

住吉中学1年生の提出物は以下の通りだ。

 

・数学のワーク 15ページ分 

 

・国語のワーク 19ページ分

 

・理科のワーク 29ページ分

 

・英語のワーク 32ページ分

 

さらに英語や国語、社会、理科、保体のノートも提出だ。

 

これらはすべて成績に大きく関係するから、

まったく手が抜けない。

 

もちろん、提出物以外に点数を上げるためのテスト勉強も必要だ。

 

 

――ん?

 

できる気がしないって?(笑)

 

たしかに、直前になって大慌てでため込んだ提出物に

取り組んでいる子もいる。

 

でも、すべてをちゃんとやりきっている子がいるのも事実だ。

 

直前までため込んでしまう子の多くは

、「いつまでにやろう」と考える。

 

「来週の土曜日までにやろう」とか

「テストの3日前までに終わらせよう」とかね。

 

でも、この考え方は決断と行動を先送りしているだけ。

 

結局はズルズルと先送りを続けて、

やり出すのは「もう間に合わない!」となってからだ。

 

ちゃんとやれている子は、

「いつやろう」と決めている。

 

「水曜日、学校から帰ってからやる」 

「日曜日の午後にやる」

こんなふうにね。

 

今回のテスト対策中に、

中1のある女の子に学校の漢字プリントを借りたんだけど、

そこに貼ってあった付せんには

「2/13(土) 塾でやる」

と書いてあった。

 

いつやるかだけじゃなくて、

場所まで決めてある。

 

この子は勉強だけじゃなくて、

将来は仕事もできる子になるんだろうな。そう思ったよ。

 

 

ということで、まとめだ。

提出物は「いつまでにやろう」ではなくて、

「いつやろう」と考える癖を付けよう。

 

「いつやろう」は、

提出物に追われなくなる魔法のコトバだ。

 

勉強に行事に部活動、、、

君の中学校生活が充実したものになりますように!

(菅野)

2017/01 25 WED
塾長コラム

自分が合わせる

From:菅野伸一

 

すし職人として、

日本人初のミシュラン三つ星を

獲得した小野二郎さん。

 

銀座にある彼の店「すきやばし二郎」を訪れた

オバマ大統領は、

「人生の中で一番おいしいすしだ!」

と絶賛したという。

 

 

世界一美味いすしを握る男として

映画にもなった小野さんは、

仕事についてこう語っている。

 

「自分がいやだとね、

『俺これ合わない』ってみんな言う。

でも、“合わない”じゃなくて、

自分が“合わせるんだ”ということ。

仕事はすべてがそうなんですよ」 

――小野二郎(すし職人)

 

名人と呼ばれる小野さんだけれど、

うまれつき不器用で新人の頃はとても苦労したそうだ。

 

何をやっても時間はかかるし、

親方や先輩には怒鳴られてばかり。

 

でも、小野さんは不器用だからこそ人一倍考えて、

人の三倍努力したという。

 

そうやって仕事に自分を合わせていった結果、

名人になったんだ。

 

勉強していると、

どこかで壁に当たることになる。

 

その時に

「暗記は苦手だ」 

「図形は向いてない」 

「英語は合わない」

と言ったところで何にも始まらないよね。

 

 

自分に合うモノを探してみる?

 

だとしても、うまくいかない時はまたやってくるよ。

 

で、ふたたび自分に合うモノ探しの旅に……

 

結局、「合わないことはやらない」って考え方を変えないと、

いつまでも同じことをくり返すことになる。

 

 

正直に言うと、

教科や単元によって多少の合う、合わないはやっぱりあるよ。

 

でもね、目の前の勉強にとことん向き合っているうちに、

君のアタマとココロはそれに合うよう

チューニング(調律)されていく。

 

ギターを弾き続けた人の指先は固くなり、

軽く押さえるだけでキレイな音色を響かせる。

 

そんな変化が、君にも起こるんだ。

 

 

自分が合わせようと思ったら、

最初はうまくいかなくて当たり前。

 

悔しい思いもたくさんするだろう。

 

けれど、そのぶん歯をくいしばって努力することができる。

 

そうやって、人は自らの奥底に眠っている才能を

開花させていくんだよ。

 

「自分が合わせる」という気持ちをもって、

まずは目の前のことに全力を尽くしていこう。

(菅野)

2016/11 30 WED
塾長コラム

行動を生む言葉

From:菅野伸一

 

いよいよ受験直前だ。

 

この時期になるとそれまで平気だったのに、

「落ちたらどうしよう……」 

という不安に心を奪われてしまう子がいる。

 

遠い未来にしか感じていなかった受験当日が、

実感を持って迫ってきたんだろう。

 

「ぜんぶ落ちそうな気がする……」 

なんて口にする子が出てくるのも、

この時期だ。

 

人生で初めての経験なんだから、

しょうがないとは思う。

 

でも、不安は早いとこ断ち切らなきゃマズいよね。

 

「落ちたらどうしよう」 

という不安の虜(とりこ)になってしまうと、

目の前の勉強に集中できなくなる。

 

そうなると、

せっかく君が何年もかけて積み上げてきた合格の可能性が、

指の間からサラサラとこぼれてしまう。

 

この時期に不安の虜になって、

いいことなんてひとつもない。

 

それどころか、

逆に悪い結果を引き寄せることになる。

 

受験直前の君が考えるべきは、

「落ちたらどうしよう」 じゃない。

 

「合格するにはどうすればいい?」 だ。

 

「落ちたらどうしよう」 

という思考は何の行動も生み出さない。

 

「合格するにはどうすればいい?」 

という思考は行動を生む。

 

合格に近づくためには、

何をしたらいいかを考えよう。

 

すぐにやることが見つかるはずだ。

そうしたら即行動すればいい。

行動した数だけ、

君は間違いなく合格に近づいていく。

 

君を合格させてくれるのは君だけ。

正確に言うと、君の行動だけだ。

 

受験当日までに、

精一杯の行動ができたなら。

 

「やれることは全てやった。結果はどうあれ後悔はない」 

 

自然にそう思えるはずだ。

 

時間はまだある。

最善を尽くして、一緒にがんばろう。 

(菅野)

2016/11 19 SAT
塾長コラム

目標に向かう

From:菅野伸一

 

君にどうしても達成したい目標があるのなら、

それを人に話すのは

ちょっとだけ待ったほうがいい。

 

軽い気持ちで人に話してしまうと、

困ったことになる可能性があるんだ。

 

たとえば、ある子が

「○○高校目指して、本気でがんばる!」

と宣言したとしよう。

 

それを聞いた親御さんや先生は、

ついうれしくなってしまうはずだ。 

 

「がんばってね!」

「応援するよ!」 

 

みんなの気持ちは最高に盛り上がる。

 

もちろん、宣言した子は

一生懸命に勉強に取り組み始めることだろう。

 

 

――ただし、この状態を維持するのはかなり難しい。

 

いつの間にか宣言前の状態にもどってしまう。

 

実は、これにはちゃんとした理由があるんだ。

 

 

自分の大切な人から目標を打ち明けられたら、

たいていの人は応援するよね。

 

「君にはムリだ」 

「やめた方がいい」 

なんて言う人はよっぽどひねくれているか、

それともその人のことを本当に考えているか、

どちらかだ。

 

「すごい!」 

「がんばってね!」 

「君ならできるよ!」 

ほとんどの人が、

こんなふうに励ましの言葉をかけることだろう。

 

するとどうなるか? 

 

目標を話して励まされた人は、

まるで自分が何かを成し遂げたような気になってしまうんだ。

 

本来なら目標を達成した時に感じる喜びや興奮を、

先取りしてしまったといってもいい。

 

まだ目標に向けて一歩も踏み出していないにもかかわらずね。

 

こうなるとモチベーションは上がらないし、

目標達成に向けて

つらく苦しい道のりを歩き続けることは難しい。

 

だって、もう心は満たされてしまっているんだから。

 

 

もちろん、目標は絶対に秘密にしておくべきだなんて僕も思わない。

 

やっぱり周りの人が応援してくれるのはうれしいし、

役に立つアドバイスだってもらえるかもしれないからね。

 

大切なのは君の目標は君のものであって、

人に話そうが話すまいが、

そして何を言われようが関係ない

心の奥底においておくってことだ。

 

 

何があっても揺らがない、

じりじりと燃えつづける炎のようにね。

 

下の写真を見てみよう。

受験前、

毎日のように自習に来ていた女の子が

机の横に貼っていたものだ。

 

これを横目に、

自分の心を奮い立たせていたんだろう。

 

「1秒の差は1問の差になる」 

「合格するまで納得するな!」

 

心の奥底に炎を燃やすっていうのは、

こういうことだよ。

 

人から認められたぐらいで満足できるほど、

自分の目標は軽くない。

 

常に心の炎は燃やしておく。

 

 

もし君に目標ができたなら、

この2つを思い出してほしい。

 

あとは近道でも、遠回りでも、

前に進んでいけばいい。

 

そうすれば目標には近づいていくからね。

(菅野)

2016/11 12 SAT
塾長コラム

やる気よりも危機感

From:菅野伸一

 

「これから本気でがんばります!」

 

そう生徒に言われたら、

教える側はついうれしくなってしまう。

 

若い先生なら

「この子もついにやる気になったのか!」

と感動しちゃうかもしれない。

 

たしかにやる気は大切だよ。

 

でもね、

「がんばります!」とは言うものの、

行動がついてこない子がいるのも事実。

 

やる気はあるのに、

やれてない。

 

この子達に足りないモノ。

 

それは「危機感」だ。

 

 

入試当日の受験会場を想像してみよう。

 

教室のまん中あたりに座った君。

 

前後左右にななめ前とななめ後ろ。

 

君のまわりには8人の子が座っている。

 

初めて会った、

名前も知らないライバル達。

 

もし倍率が1.5倍なら、

君もふくめた9人中3人が不合格になる。

 

不合格3人のなかに、

自分が入ってしまう可能性はどれくらいあるだろう。

 

「このままじゃやばい。がんばらなきゃ!」

 

そう思えたら、それが危機感だ。

 

一定数の子は、

たとえ模試で合格判定が出ていても

危機感を抱き続ける。

 

「この程度の余裕じゃ、落ちる可能性だってある、、、」

 

そう考えて、

少しの時間もムダにしないように

勉強に向かう。

 

 

合格判定が出ていても、

危機感を持って勉強し続ける子。

 

合格判定が出ていないにもかかわらず、

危機感を持たず勉強に向き合えない子。

 

夏休みのたった数十日で、

両者の差はどんどん広がり続ける。

 

そうなったら逆転は不可能だ。

 

早い段階で危機感を持った子は、

受験まで足を緩めずに

全力で走り続けるんだから。

 

受験に対して本気で危機感を感じる。

 

それは、君が本物の受験生になったという証(あかし)だ。

 

どれだけ早いタイミングで

危機感をもった本物の受験生になれるか。

 

受験の結果を左右するとても大きな要素だけれど、

スイッチを入れられるのは自分だけ。

 

今、この瞬間も本気で勉強している子がいる。

 

危機感を感じたのなら、

君も今日から動き出そう。

(菅野)

2016/10 29 SAT
塾長コラム

夜明けのサイン

From:菅野伸一

 

授業後、ある女の子が友達にこう言っていた。 

 

「前回のテスト、点数は少ししか上がらなかったけど、

今までで一番分かったんだよね…」 

 

君にもあるんじゃないかな。

 

テスト直後は「できた!」と思ったのに、

点数を見たら「アレ?思ってたほどじゃない…」

ということが。

 

多くの現象には「閾値(いきち)」というものが関係している。

 

あるラインを超えるまでは何の変化もないけれど、

そこを超えた瞬間に状況がガラッと変わる。

 

そのラインが閾値だ。

 

 

水の温度をドンドン下げていく。

 

しばらくは何の変化も見られない。

 

でも0℃に達した瞬間、水は一気に凍り始める。

 

水にとっては0℃が氷に変化するさいの閾値といえる。

 

 

勉強も閾値で考えるとわかりやすい。

 

冷蔵庫で何年冷やし続けたところで水は凍らないように、

あやふやな勉強をいくらくり返しても点数は伸びない。

 

閾値に達するまで勉強をやりきることが必要だ。

 

その手前で勉強をとめてしまうのは、ほんとうにもったいない。

 

 

■ 問題:参勤交代を定めた江戸幕府の将軍は?

(正解:徳川家光)

 

「え~と、江戸の将軍って足利?源?それとも徳川?

そもそも参勤交代って何だっけ?」

 

この子が×なのは当たり前。

 

何にも覚えていないんだから。

 

まずは基本事項から覚え直そう。

 

 

もったいないのは次のようなパターンだ。

 

「参勤交代は外様大名を押さえるためのものだったな~。

たしか江戸時代の初めのほうだった気がする。

――よし、徳川家康だ!」

 

残念ながら、この子も×だ。

 

もう少しで正解だったのに、

結果は何にも覚えていない子と同じで0点。

 

記号や用語で答えるテストの場合は、

80%分かっているからといって

0.8点もらえるわけじゃないからね。

 

で、テストの大半はこの形式だ。

 

手応えはあっても点数が伸びない子は、

あと少しだけ勉強が足りていない。

 

点数がガラッと変わる閾値まで、

もうちょっとで手が届くところまできているのに。

 

 

閾値の手前で足踏みしている子は、

勉強に対して後ろ向きになることがある。

 

「こんなにがんばっているのに…」 

 

「いくらやってもダメなんじゃないか…」

 

手応えがあるだけに、

あまり変わらない点数を前にすると無力感に襲われる。

 

でもね、

それは閾値を突破するためには、

どうしても通らなきゃならない道なんだ。

 

『It's always darkest before the dawn.

(夜明け前がいちばん暗い)』

 

努力が報われない辛い時期は、

すぐそこまで夜明けがきているってサインでもある。

 

ちなみに、冒頭で紹介した女の子は

自ら勉強の特訓を申し出てくれた。

 

彼女の夜明けはもうすぐだ。

(菅野)

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